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女は抱かれて刀になる
第1章 始まりは金曜日
 
 虎徹の陰茎に手を回しながら見上げる和泉は、先程の少女と同じとは思えない妖艶さを湛えていた。虎徹は幼い魔性を目の前にして紳士を装える程、出来た人間ではない。和泉も、それを知って虎徹の熱い刃に指を絡めるのだ。

「今冷める奴がいるとすれば、そいつは枯れた爺さんか婆さんだろ」

 虎徹は和泉を押し付けると口付け、淫靡な空気を取り戻す。快楽に和泉がとろけると、虎徹は和泉をまた玄関に向かい股を広げた状態で座らせた。

「お、いいもの発見」

 そして玄関先に置きっ放しにしていた手拭いを見つけると、和泉の目を覆い視界を遮る。周りが見えなければ、誰かが近付いても気付けない。より増した危険に、和泉は下半身の疼きを覚えた。

「ゴムはないのに、都合良く布はあるんだね……」

「仕事柄、しょっちゅう水を使うからな。手とか顔とか拭く用に、そこら中に置きっ放しにしてるんだよ」

「ひゃっ!?」

 虎徹は言葉と同時に、和泉の濡れた中央へ手を伸ばす。予想していない刺激に和泉は高い声を上げ、蜜を溢れさせた。だがあまり深くへ突き入れる事はなく、すぐに熱は離される。
 
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