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女は抱かれて刀になる
第2章 淫らで穏やかな土曜日
「そうだな。それがどうかしたか?」
「それじゃ、ボク出掛けられないじゃん! 下着まで洗っちゃったんでしょ!?」
虎徹は朝一番に出掛けると言うが、今の和泉は長作務衣一枚だけを羽織った状態である。だが虎徹は、平然と言い放った。
「そのまま出掛ければいいだろ? 作務衣は普段着だぞ」
「もう、作務衣がダサいとか、そういう問題じゃないよ! 見てよこれ、乳首だって形が透けちゃってるし、下だってめくれちゃったら見えちゃうじゃん!」
すると虎徹はテーブルから身を乗り出し、和泉の胸に顔を近づける。つんと尖るそれは、作務衣の下からでもしっかりと女を主張していた。
「確かに、これは眼福だな」
見ろと言い出したのは和泉だが、実際見られて沸いてきたのは羞恥である。両腕を組み胸を隠すと、虎徹の視線から逃れるようにうつむいた。
「こんなの、恥ずかしいよ……」
「でも、恥ずかしいのが好きな和泉には、ちょうどいいんじゃないか?」
虎徹は立ち上がり、和泉を畳に押し倒すと、形が透けた乳首を服の上から転がす。そして乱れた作務衣から伸びる足を撫でながら、耳元で囁いた。