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女は抱かれて刀になる
第2章 淫らで穏やかな土曜日
口ではなんと言おうと、和泉の体は虎徹の愛撫に濡れて喜んでいる。本音がどちらかは、太ももまで伝う蜜が語っていた。
「やだ! こんなところでしたら、ご飯作るたび思い出しちゃうじゃん!」
「つまりそれは、これから先、俺のために飯を作る気があるって事だな」
「ちっ……違う!」
「まあまあ、照れるなよ。お前普通に家事は出来るみたいだから、期待してるぞ」
虎徹は猛る自身へ、携帯していたゴムを被せる。そして和泉の左足を持ち上げ広げさせると、潤沢な蜜が溢れる秘裂へ挿入した。
「はあっ……あぅっ!」
だが、虎徹は入れただけで動かない。呼吸が整い馴染んでくると、和泉の体には物足りなさが残る。
「虎徹……」
「さて、これからどうする? ゆっくりじわじわ責められたいか、気絶するまで激しくされたいか、自分で選べ」
虎徹の問いに、和泉の中が羞恥で締まる。どちらを選んでも、それは和泉が淫らな証。和泉は虎徹を鋭く睨むが、熱で溶けた鉄が柔らかいように、その視線に人を貫く強さはなかった。
「……いっぱい、全部吹っ飛ぶまでして。虎徹になら、叩かれても壊されてもいいから」