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女は抱かれて刀になる
第3章 夕日の沈む日曜日
「せっかく俺の上に跨がってるんだから、自分で入れて好きなように動いてみろよ。狭い車内だし、その方が楽だろ?」
いつもなら、淫らな誘いは和泉を怒らせ文句を言われていただろう。しかし芯まで熱に犯された今、それは甘美な褒美だった。和泉は虎徹のものに手を添え濡れた膣口にそれを当てると、ゆっくりと腰を落とした。
「あ、うっ!」
傘が中を広げると、和泉は背筋を反らし止まってしまう。そして圧力に耐えようと二、三度深く息を吐き出し、再び腰を進めた。
「ん……おっきい、ぁ……」
ずるりと飲み込んでいく感触は、和泉の中から指先まで衝撃となって走る。重力で根の根までくわえられ、虎徹もたまらない快楽に溜め息を漏らした。
馴染むまではしばらく動かず、繋がりに気を向ける。慣れてくれば、和泉は震える足に力を入れ、虎徹に縋りながら腰を振った。
「ぁっ……んっ、んん、ぃ、いっ」
ひとたび快楽の味を知れば、もう止まる事など出来ない。人気がない場所に止めてあるとはいえ、ここが車内である事も忘れて、和泉はただ喘ぐ。その艶声も結合部から鳴る淫らな音も、外まで漏れてしまいかねない激しさだった。