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女は抱かれて刀になる
第3章 夕日の沈む日曜日
泣き乱れる和泉の足を掴み、虎徹は動きに合わせ下から突き上げる。
「やぁっ!」
予測のつかない乱入に、和泉はひときわ高い鳴き声を上げて背を反らす。気を良くした虎徹がそのまま和泉を揺さぶれば、和泉はあっという間に昇り詰めてしまう。
「――っ!!」
びくびくと震えた体は、力を失い虎徹の上に倒れる。だが虎徹は、和泉が息を整えないうちから中を掻き回し始めた。
「待って、やっ……おかしくなる、ああっ!」
まだ達していない虎徹が暴れ、昇ったままの和泉はさらに極まる。いつまでも絶頂したままの締め付けに、虎徹も理性を振り切る。
「ダメ、またイク、止まんないよ……!!」
「何度だってイけよ。俺も、――っ!」
薄い壁を隔てても、熱い精の喜びは和泉に伝わる。どこまでも極まり果てのない欲に、和泉は頭を塗り潰され真っ白になった。
和泉が理性を取り戻したその時、そこはすでに街中だった。時間も忘れ乱れていた跡など感じさせないくらい体は清められ、洋服に着替えさせられている。それはまるで、魔法が解けてしまったようだった。