この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女は抱かれて刀になる
第4章 若紫
 
「恋人なんて、暇と性欲を潰すだけの道具に過ぎません。そんなものがいくらあっても、慰みにもなりませんよ。ですが和泉、あなたは特別です。少し手垢が付いたからといって、見放す訳がないでしょう?」

 菊の手が、和泉の頬から首筋をなぞる。本物の兄ならば有り得ない性的な手付きに、和泉は背筋を凍らせた。

「その、人を刺しそうな鋭い瞳」

 和泉の脳は、逃げろと叫び体に信号を送る。しかし薬のせいか、体に力が入らず動かない。そのくせ感覚は研ぎ澄まされていて、菊の手付きに女の喜びを覚え始めていた。

「そのくせ、遠慮なく懐に飛び込んでくる無垢な笑み」

 菊は和泉の服をぷちぷちと脱がせ、露わにしていく。滑らかな肌は、誰かの手に汚されたとは思えないほど白い。

「自然と男を手玉に取る小狡さも、全て僕が育て上げたものです。男が望む、最高の小悪魔を作るために」

「やだ……やめてよ、こんなのやだっ!」

「ですが……汚れてしまったのなら、少しくらい乱暴に扱っても構いませんね?」

 菊に押し倒されて、和泉は後頭部を床にぶつける。その痛みに意識を持っていかれたのと同時に、足を割り開かれた。
 
/152ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ