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女は抱かれて刀になる
第1章 始まりは金曜日
「どれだけ泣いてきた? ここ、塩辛い味が染み着いてるぞ」
「そんな訳ない――」
反論しようとする和泉だが、胸の尖りをつままれ、甘い刺激に言葉を失ってしまう。固く立つ両方のそれをくりくりとこねながら、虎徹は囁いた。
「どんな事情があるかは知らないが、俺がお前を打ち直してやるよ。汚れるんじゃない、お前は抱かれて、女の純度を上げるんだ」
その会話が、この時最後のまともなやりとりだった。虎徹は熱を纏い、和泉の全身を撫で、丹念に舐めていく。足先まで与えられる愛撫に、和泉は言葉を忘れ喘ぐしかなかった。
「はっ、あぁ……」
舐められているのは足なのに、和泉は陰部にもどかしさを覚える。甘い蜜が滲むそこを、和泉は無意識に足を広げ虎徹に見せつけていた。だが、虎徹はそこに触れようとはしない。足から内股に舌が移っても、敏感なところを避けるようにつつくばかりだった。
「やぁ、もう……」
耐えられなくなった和泉は自分から腰を動かし、虎徹に陰部を押し付ける。虎徹の髪を掴み、動かない舌へ陰核を擦り付けるようにして、和泉は自ら快感を得始めた。