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Dolls…
第7章 瞳の中の過去
こんな体にあんなものを使われたら…

「い、いや…っ!近寄らないでっ!!」

逃げたくても、逃げられない。

身体中にガチガチに巻き付けられた鎖が私を逃がしてはくれない。

体を捻り何とか逃げようと暴れてはみるが、鎖や手錠が肌を傷つけて行くだけ。

「やめて…おね、が…」

怖くて怖くて、涙が頬を伝った。

これが夢なら、これはこの上ない悪夢だ。


「椎葉さん…、やめて…っ」

「そんな体で抗っても、説得力に欠けるがな!」





ブイイイイインッ!!

━━━━━━「ひっ、や、ああああああぁぁぁぁぁぁっ!!」





大きな振動音を立てながら激しく小刻みに震える電マが私のソコに宛がわれた。

一瞬のうちに、快楽が脳天を突き抜けた。

ガチャガチャという鉄のぶつかる音と私の悲鳴が部屋いっぱいに響いた。

その音は部屋中に響き反響して、私の鼓膜に戻ってくる。


「あ、あっ!!あああああっ!!」


腰を浮かせてくねられせて、まるでねだるように電マの快楽に溺れて行ってしまう。

汗や涙や唾液が混ざりに混ざって、どこから滲み出て来た水分なのかすらわからない。

最早、全身ぐっしょりだ。

「やめ、あっ!イッ、イク、イクぅ…っ!!ああああんっ!!も…、死ぬぅ…っ!!」

以前に使われたときより感じてる。

この怪しげなローションのせいか…?


「あっ、あっ…いやぁぁぁぁあああぁっ!!やめてぇっ!!」


どんなに大声で喚いても、ここは山奥の屋敷の地下。

誰も助けになんて来てくれない。

目の前にいる椎葉さんがやめてくれるはずもない。


「あぐっ!!ああああぁっ!!」

「好きなだけ叫べ。どうせ外には漏れない」

椎葉さんは楽しげに、まるで虫をいたぶるかのようにニヤニヤと私を見つめてる。



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