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Dolls…
第1章 出会い
その洋館は私の想像してた以上に美しい佇まいだった。
細部の細かい装飾や、凝ったお洒落な造りや。
どれもこれも絵描き心を擽るものばかり。
スケッチブックとキャンバスいっぱいにこの屋敷を描いて描いて描きまくってやる!
しかし、大きな家だな。
家の周りをぐるぐると走りながらカメラのシャッターを切っているが一周するだけでもかなり大変だ。
中は一体どうなって━━━━━━━
「きゃあぁっ!」
ドサッ!!
屋敷を見上げながらシャッターを切ってたせいで足元を見ていなかった。
何かを踏んづけてしまいバランスを失った私はその場に前のめりに転んでしまったのだ。
「いったぁ…、何なのよ…」
今、何か踏んだような…。
何だろう?
感覚的に随分大きなものを踏んじゃったような…。
暗くて足元が見えない。
どうせゴミでも踏んだのだろうと携帯のシャッターの光で足元を照らしてみると
「━━━━━ひぃっ!!」
思わず、小さな悲鳴が漏れ手に握っていた携帯を地面に落としてしまった。
足元にあったもの、今私が踏んだもの、それは…
「に、人形…?」
携帯の光で照らした瞬間に光った人形の目。
そこに落ちていたのは、およそ30cmぐらいのフランス人形だった。
蒼い目、ブロンズの巻き髪、綺麗な衣装を身に纏ったフランス人形が落ちていたのだ。
「な、何でこんなところに…」
人形はまるで私を睨んでるかのようだった。
細部の細かい装飾や、凝ったお洒落な造りや。
どれもこれも絵描き心を擽るものばかり。
スケッチブックとキャンバスいっぱいにこの屋敷を描いて描いて描きまくってやる!
しかし、大きな家だな。
家の周りをぐるぐると走りながらカメラのシャッターを切っているが一周するだけでもかなり大変だ。
中は一体どうなって━━━━━━━
「きゃあぁっ!」
ドサッ!!
屋敷を見上げながらシャッターを切ってたせいで足元を見ていなかった。
何かを踏んづけてしまいバランスを失った私はその場に前のめりに転んでしまったのだ。
「いったぁ…、何なのよ…」
今、何か踏んだような…。
何だろう?
感覚的に随分大きなものを踏んじゃったような…。
暗くて足元が見えない。
どうせゴミでも踏んだのだろうと携帯のシャッターの光で足元を照らしてみると
「━━━━━ひぃっ!!」
思わず、小さな悲鳴が漏れ手に握っていた携帯を地面に落としてしまった。
足元にあったもの、今私が踏んだもの、それは…
「に、人形…?」
携帯の光で照らした瞬間に光った人形の目。
そこに落ちていたのは、およそ30cmぐらいのフランス人形だった。
蒼い目、ブロンズの巻き髪、綺麗な衣装を身に纏ったフランス人形が落ちていたのだ。
「な、何でこんなところに…」
人形はまるで私を睨んでるかのようだった。