この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dolls…
第9章 腕の中の宝物
本当は椎葉さんに聞きたい事はたくさんある。
私に言った言葉の意味とか
奈々さんの事とか。
そして、作業部屋の机の上にあったあの写真の女性の事とか…。
なのに、これじゃ…、思考すら奪われてしまう。
椎葉さんの思うように掌で転がされてしまう。
また…、ただの獣に成り下がってしまう。
やだ…………っ!
いつもの如く、椎葉さんに抱かれて獣のような悲鳴を上げる。
耐えられない拷問のような快楽で支配されてしまう。
抗えない運命だとしても、それがとてつもなく怖い。
自分が自分でなくなって行くようで…。
「虐めすぎたか…」
そう呟くと椎葉さんは私の体からあっさり離れた。
「…………?」
いつものようにまた好き勝手にされてしまうと覚悟を決めてただけに思わず拍子抜けしてしまった。
しかし、中途半端に遊ばれた私の体は起き上がれずにいた。
そんな私を尻目に椎葉さんはベッドから降りてしまう。
「食事の準備が出来てる。後でダイニングに来い」
その後の台詞もあっさりとしたものだった。
あの椎葉さんが酷いことをせずに私を解放してくれた。
何もされなくて良かったのだろうけど、いつもの椎葉さんらしくなくて思わず拍子抜け。
「椎葉さ…?」
ゆっくりと起き上がり椎葉さんの方を見ると…
椎葉さんは私を見ながらいつもと変わらない笑みを浮かべている。
「続けて欲しかったのか?」
「な…っ!!そ、んな訳ないでしょっ!!」
「だったらそんな顔で俺を見るな。続きを期待してる"女"の顔になってる」
「…………っ!」
そんな表情を浮かべてるはずないっ!
思わず表情を隠す為に顔に手を当てた。
続きなんて…、期待してないっ!
バカな事を言わないでっ!
私に言った言葉の意味とか
奈々さんの事とか。
そして、作業部屋の机の上にあったあの写真の女性の事とか…。
なのに、これじゃ…、思考すら奪われてしまう。
椎葉さんの思うように掌で転がされてしまう。
また…、ただの獣に成り下がってしまう。
やだ…………っ!
いつもの如く、椎葉さんに抱かれて獣のような悲鳴を上げる。
耐えられない拷問のような快楽で支配されてしまう。
抗えない運命だとしても、それがとてつもなく怖い。
自分が自分でなくなって行くようで…。
「虐めすぎたか…」
そう呟くと椎葉さんは私の体からあっさり離れた。
「…………?」
いつものようにまた好き勝手にされてしまうと覚悟を決めてただけに思わず拍子抜けしてしまった。
しかし、中途半端に遊ばれた私の体は起き上がれずにいた。
そんな私を尻目に椎葉さんはベッドから降りてしまう。
「食事の準備が出来てる。後でダイニングに来い」
その後の台詞もあっさりとしたものだった。
あの椎葉さんが酷いことをせずに私を解放してくれた。
何もされなくて良かったのだろうけど、いつもの椎葉さんらしくなくて思わず拍子抜け。
「椎葉さ…?」
ゆっくりと起き上がり椎葉さんの方を見ると…
椎葉さんは私を見ながらいつもと変わらない笑みを浮かべている。
「続けて欲しかったのか?」
「な…っ!!そ、んな訳ないでしょっ!!」
「だったらそんな顔で俺を見るな。続きを期待してる"女"の顔になってる」
「…………っ!」
そんな表情を浮かべてるはずないっ!
思わず表情を隠す為に顔に手を当てた。
続きなんて…、期待してないっ!
バカな事を言わないでっ!