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Dolls…
第12章 ゆるやかな崩壊
すぐそこにシュウちゃんがいる。

シュウちゃんの目と鼻の先ぐらいの距離でこんな事をしてる。

……熱気のせいで頭が沸騰しておかしくなりそうだ。

「は、んっ」

「もっと…、声出してみろよ」

肩の関節がギシギシと軋む。

体は痛いはずなのに、下半身は素直に反応してる。

こんな事になるなんて…。




シュウちゃんを優しく迎え入れてくれた椎葉さんは嘘だったの?

あの時のあの笑顔も、あの優しさも全部嘘だった…?

私が喜んだあの優しさは全部…、全部私を追い詰めるための前置き?

あの時の私は本当に嬉しかったのに。

本当に、本当に嬉しくて、椎葉さんの事を少しだけ思い直したのに。

そんな……っ。



体の関節中が痛い…。

仰け反った背中も、引っ張られてる腕も痛くて、息が出来ないから声も出にくい。

だけど、下半身だけは熱い。



「も、ダメぇ…っ、あっ━━━━━━」







暑さで頭がボーッとしてるし息も苦しい。

このまま、また意識を手放しそうになって

目の前が真っ暗になりかけたその時だ━━━━━━
















「椿?」














━━━━━っ!!

その時、聞こえたのはシュウちゃんの声。

全身の血の気が一気に引いていく。



……い、今の声は、シュウちゃんの声?

ま、まさか…

まさか…っ!







その状態のまま私の体は固まった。

小さくカタカタ震えてはいるが、体の感覚は一気になくなっていく。

しかし、シュウちゃんの声に反応したのは私だけじゃなくて椎葉さんも一緒だ。

声が聞こえた途端、椎葉さんの動きが止まった。

椎葉さんの体勢なら辺りを見渡せるが私の体勢じゃ周りは見れない。

椎葉さんに体を捕まれてるから身動きも取れない。

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