この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Dolls…
第13章 暖かな腕の中
まるで拷問。

まるで生き地獄のような時間が過ぎる。

シュウちゃんは横目で私の心配をし椎葉さんと会話しながら食事を進ませる。


私は食事が進まないままだったが、このままじゃシュウちゃんに怪しまれる。

そう思い意を決してフォークとナイフを手に取った。

「椿、無理して食わねぇ方が…」

「ん、大丈夫…、食べれる、から…っ」

震える手でカチャカチャと音を立ててフォークでお肉を突き刺した。

焦点が定まらないせいか上手く食器を扱えない…。

「………っ」


チラリと椎葉さんに視線を向けると、ワイングラスを傾ける椎葉さんの目が私に突き刺さる。



"上手く振る舞え"と、言わんばかりの笑みを浮かべながら。



「そんな状態で食えんのかよ…」

「…………っ」

フォークに刺さった一口サイズにカットされたステーキ。

口許まで運ぶと何とも食欲をそそるいい香り。

「美味しそう、ね…っ」


それを、ゆっくり口に運ぼうとすると…











「クスッ…」カチッ…

ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…‼














━━━━━━━━━っ!!


「ひぃっ!あっ━━━━━━━」


カシャンッ!!


床に落ちるフォーク。

そして、そのまま私の体は…





ドサッ…












「椿っ!」

フォークと一緒に私の体も椅子から床に転がり落ちてしまった。

その出来事に驚き隣に座っていたシュウちゃんが席を立ち真っ先に私に駆け寄ってきた。

/559ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ