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Dolls…
第13章 暖かな腕の中
人形だらけの部屋に付くなり、椎葉さんは私の体をベッドに優しく寝かせてくれた。
しかし、私の体の奥に溜まったマグマは今にも爆発しそうな程だった。
「くっ、あっ…あぁっ!」
ベッドのシーツに爪を立てながら荒い声を惜し気もなく晒し続ける。
「好きなだけ鳴け。ここからならあの男には聞こえない」
椎葉さんは壁にもたれながらベッドの上で身悶え続ける私を楽しげに眺めている。
この広い屋敷、ダイニングからこの部屋までは相当な距離だったしどんなに喚いてもシュウちゃんに私の声は届かないだろう。
「お、お願いしますっ!も…、これ取って下さ…、あぁんっ!おかしくな…っ、あっ!」
尚も私の中で蠢き振動音を立てる何か。
その何かに私は翻弄され続けてる。
シュウちゃんにバレないように必死に隠し続けたこの、何か。
「大袈裟だな。まだ中段レベルの振動だ」
「も、だめぇ…っ!あぁぁっ…」
最初はくすぐったくもどかしいぐらいの振動にしかかんじなかったのに、中で蠢き続けられて
今じゃ私を殺してしまうぐらいの振動に感じる。
私の下半身の神経が全てそこに集結したみたいにさえ思えた。
「ああぁっ!イッ…、あぁんっ!」
「おいおい、この短時間で何回イク気だ?」
シュウちゃんがいた浴室から目と鼻の先程の距離の脱衣場で起こした椎葉さんとの情事。
行為を終えた椎葉さんが私の中に仕込んだそれ。
遠隔操作が出来る小さなローター。
そのローターを仕込まれながら、私はシュウちゃんのお世話を言い使ったのだ。
食事に誘ったり、ダイニングまで案内したり。
ローターのスイッチは椎葉さんのポケットの中。