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Dolls…
第15章 その愛、凶器につき
椎葉さんの親指が拳銃のハンマー…、撃鉄をカチカチと操縦する。

「は?あんたのもの?どの口がほざいてんだか…」

撃鉄の音はシュウちゃんにも聞こえたはずなのに、当のシュウちゃんは余裕の笑みを浮かべている。



まさか、シュウちゃん。

あの拳銃が玩具だとでも思ってるんじゃ…?




しかし、普通の人ならあの拳銃は脅すための玩具だと思っても無理はない。

一般人か拳銃を所持してるはずがない。

だけど、ずっと椎葉さんのそばにいる私は知ってる。

…気づいてる。

椎葉さんの目や声、ちょっとの仕草で全てを読める。




多分…、いや、恐らく

高い確率であの拳銃は本物だ。

椎葉さんの事だから本物の拳銃を手に入れる事ぐらい簡単だろう。

椎葉さんは本気でシュウちゃんを打とうとしてるんだ!








「いい度胸だな、坊主。頭が吹っ飛ぶ瞬間を椿に見られたいか?命乞いするなら今のうちだぞ?」

「そちらこそ…。悶え苦しむ様を椿に見られたくないんで、しっかり狙って即死させて下さいよ」

シュウちゃんは、椎葉さんの神経を逆撫でするような事ばかり言ってる。

このままじゃ、本当にシュウちゃんが━━━━━━





「そうか…、だったらお望み通りに…」





椎葉さんの人差し指が引き金にかかる。

あの引き金を引けばシュウちゃんの後頭部に弾丸が撃ち込まれてしまう。

そうしたら、もう手遅れだ。





━━━━━━━カ,チ…






このままじゃ、シュウちゃんが死んでしまう。

私の幼馴染みが…っ!







椎葉さんの口元が不敵に歪んだ。

シュウちゃんの目は後ろの椎葉さんを睨むかのように私から反らされたまま。





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