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Dolls…
第16章 誘惑の果て
「この間も頂きましたけど…」

「服は何着あっても困らない。女は服が好きだろ?」

「でも…」

「もうすぐ人形を受け取りに業者が来る。俺はそれまで作業部屋にいるから」





ニコッと笑うと椎葉さんは私を書斎に残し、部屋から出て行った。


「はぁ…」

残された私は本を閉じて自分の傍らに置き、今椎葉さんが持って来た紙袋の中身を改めた。

まぁ、見なくても大体察しが付くけど。


…ガサッ


見えたのは、真っ白な布地。

その布を引っ張り出し、服の肩の部分を持ち上げて服全体のデザインとシルエットを見てみる。

「うわぁ…」

バルーンのように膨らんだスカート。

真っ白な布地のスカートの所々には小さなピンクの花が刺繍されている。

ウエスト部分はガーターベルトのような造り。

後ろからギュッと絞れるようになってる。

如何にも胸を強調したようなデザインに思わず溜め息が漏れた。

何だって椎葉さんはこんなデザインの服ばかりを私に着させるんだろう?





そもそも、椎葉さんはどうして私にこんなに服をプレゼントしてくれるんだろう?

人形のモデルにするため?

だったら顔だけでよくないかな?

どうして服を着た状態の私が必要なんだろう?






しかし、椎葉さんが服をプレゼントしたということは、今日の夕食時にはこのドレスを着てなきゃならないということ。


昼間に書斎で読書をする私の元に椎葉さんが服を持ってやってくる。

そして、プレゼントされた服を着て食事。

食事が終わると、椎葉さんは人形造りに取りかかる。

プレゼントされた服を着た私を見てイメージを膨らませてるらしいけど

食事中、椎葉さんの視線が気になってご飯所じゃない。


でも、プレゼントされた服を着て来ないと椎葉さんに怒られてしまうからどっちにしろ落ち着いた食事は出来ないんだけど。


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