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Dolls…
第2章 運命
…嫌。
こんな人に好き勝手されるなんて…。
嫌なのに、抵抗したいのに…。
「あっ、あぁっ」
体は素直に反応してしまう。
こんな事、された事ないし経験もないのに、どうして私の体はこんなに反応しているの?
太股をがっしりと捕まれて閉じられないのをいいことに男の舌先は私の体と精神を破壊していく。
「嫌、いやぁぁ…っ」
「クリだけでこの反応とは…」
下半身に電流を流されてるみたいだ。
だけど、どうして…。
どうして私がこんな目に?
私はただ、人形作りの手伝いを拒んだだけじゃない。
「あっ、ど、どうして…」
「あ?」
「どうして、こんな事を…?あんっ、私じゃなくても人形作りなら他に…ひぃっ」
何も私じゃなくても人形を作れる人は他にたくさんいる。
それこそ、私みたいな素人じゃなくて他に人形を作れる人ならたくさん。
それとも、この人の条件を受け入れなかった私への嫌がらせ?
「仕事の息抜き…ですか?あっ、あ…、私じゃなくても…っ」
「…聞きたいか?俺に抱かれる意味を」
男の気配が足の隙間から消えた。
それでも、さっきまでの余韻が体から消えない。
この人はどうして私にこんな事をするの?
この人程の美男子なら他にいくらでも女はいるだろう。
私のような田舎者を相手にしなくてももっと、都会育ちの洗礼された女性とか…。
悪ふざけにしては程が過ぎている。