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Dolls…
第2章 運命
「人形っていうのは、人間の美しい部分を集めた集大成みたいなもんだ。当然ながら血は通ってないし生きてもいない。しかし、だからこそ人形は美しい。老いることも朽ちることもない」

…だから何?

それが私とどういう関係があるの?

「だが、俺の作品はどれもこれも"まるで生きてるようだ"という評価を受け続けた。生きてはいない、命のない人形を作りたいのに」

…命のない人形?

訳がわからない。

元から人形に命なんてないじゃない。

命があるように見えるリアルな人形の方が価値はありそうなのに。

「裏を返せば"生きてるかのような人形"は最早人形じゃない。俺が作りたい人形じゃない。俺が作りたいのは命のない人形だ。悲哀と絶望を秘めた死んだ人形」

「だ、だから何なんですか…?私には何の関係もありません…っ」

この人の言いたいことはわかった…。

この人の美意識や概念はよくわからないけど、自分が思ってるものを作れなくて悩んでるということ。

でも、だったら私は何1つ関係ない。

こんな乱暴をされる筋合いはない。


「何も知らない無垢な女。その体に否応なしに男を覚えさせれば…」

「な…っ」

「見てみたい。絶望に打ちひしがれた女の表情を…」




そこまでの会話を聞いて、ハッとした。

…まさか、この人




━━━━━っ!!

まさか、たったそれだけの為に私を…っ!?

「━━━━いやぁぁぁぁっ!!ふ、ふざけないでっ!!誰があんたなんかにっ!!」


狂ってる…。

この男は狂ってるっ!




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