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Dolls…
第16章 誘惑の果て
脱がされた服がパサッと床に落ち、ベッドに横たわる私はショーツ1枚身に付けてる状態になってしまった。
「ぃ、や…」
椎葉さんの攻め方はいつも上半身から。
耳や首筋、胸元を攻め、私の神経が敏感になったところで下半身を味わいだす。
じっくり、全てを貪るように。
いつものその流れが頭を過り思わず両手で胸元を隠してしまった。
隠しても無駄だとはわかってるが、じっくり見られるのはやっぱり恥ずかしい。
すると、椎葉さんは…。
「お前のそういう反応が俺を掻き立ててるんだ」
そう言うと、首筋や耳じゃなく…
「やっ…きゃあっ!」
私の下半身へと移動すると、私の両足の膝を掴み思い切り左右へと引っ張った。
てっきり上半身から攻められるものだとばかり思ってたせいで、下半身の抵抗はおなざり状態。
力を入れて抵抗することも出来ず、なすがままに広げられてしまった。
閉じようとした足の隙間に椎葉さんの体が滑り込んで来た為に閉じられなくなってしまう。
「やだっ!許して…っ」
「いつもと同じパターンじゃマンネリするかと思ってな」
また、私をからかうようにニコリと笑った。
こんな行為にマンネリも何もない。
そうやっていつも私をからかうんだ…。
「ど、して…?今日の椎葉さん…、変です…」
「は?」
確かに、安藤さんを利用して椎葉さんの事を探ろうとしたのは悪いと思ってる。
だけど、言い訳かも知れないけど、そうでもしないと椎葉さんの事を知れない。
私は、椎葉さんの事をちゃんと知りたかっただけだ。
椎葉さんにしてみれば、これはただの見苦しい言い訳に過ぎないけど…。