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Dolls…
第16章 誘惑の果て

「私が悪いのはわかってます…。でも、どうして…?いつもの椎葉さんらしくありません…」


怒られても仕方ないとは言え、いつもの椎葉さんの怒り方じゃない。

服を引き裂いたり、千切ったり、破れてもお構い無しのこの態度。

ちょっとした事だけど、いつもの椎葉さんの怒り方じゃない。

いつもより激しく、荒々しい手つき。

それほどまでに椎葉さんは怒ってるのか、呆れてるのか…。


「どうし…、あぁっ!」

体がピクッと小さく反応した。


私の足の隙間に顔を埋めた椎葉さんはショーツ越しに私の花弁を押し開き、クリを舌先で愛撫し出す。


「は…っ、んっ。あっ」

もどかしい快楽で足が小さく痙攣する。

上下や左右に動く舌先。

ショーツ越しに椎葉さんの熱い吐息まで感じる。


「あぁ…っ、あんっ」

「下着越しに触れてるだけでイキそうだな?」


舌先の動きもいつもの椎葉さんじゃない。

まるで甘噛みするように歯を立てたり、固くした舌先で転がしたり、ツゥーッとなぞったり。

追い詰めて行くような攻め方。


「やめ…っ、ダメ…そ、そんな…あっ!」

私の質問に答えてくれないままに私の下半身を貪って行く。


蕩けてしまいそうな思考を立て直して必死に理性を持ち堪えさせる。

私の質問にまだ答えてもらってない。

「し、椎葉さ…っ、あぁっ!ど、してです、か…?どうして、あっ、そんなに…」


私の体全てがそう言ってる。

いつもの椎葉さんじゃないと気づいてる。

椎葉さんに抱かれ続けた体が気づいてる。



「……業者が帰った後、心配になってお前と尚人の様子を見に行ったら、ずいぶん楽しげに会話してな」






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