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Dolls…
第2章 運命
「いやぁぁ…っ、誰かぁぁっ!!」

「ははっ!好きなだけ泣けっ!その後に待ってる絶望は絶大だっ!!」


この人は自分の作品のために関係ない私をムリヤリ抱こうとしてる。

まだ何も知らない私の体を切り裂こうとしてる。

取るに足らない人形の為に…っ。


すると、既に充分に潤ったソコに固く熱いモノが宛がわれるのがわかった。

それが何かを理解する暇も与えずに、一気に…


ズッ━━━━━







「ひっ…━━━━━いやあああぁぁぁぁぁぁぁああぁっ!!」

ミチッと鈍い音を立てて、私のソコはこの男の生身のものをくわえ込んでしまった。

腹部に感じる圧迫感と下半身の激痛がそれを物語っている。

私は…、この男にムリヤリ…。


男が動く度にベッドが軋む。

ギシギシと、まるで私の変わりに悲鳴を上げてるように聞こえた。

「や…あぐっ、い、痛い…っ!!」

「は…、直によくなる。初めてとは思えないぐらいに潤ってたんだから」

「痛…、苦しいっ」

腹部が圧迫されて息が出来ない。

こんなもののどこが良くなると言うの…?






生きてるように見えた人形。

でも、その台詞は

この男からすれば誉め言葉でも何でもない、ただの愚弄行為。


梓達の言う通り、この屋敷には近づいては行けなかった。






「やめて…、やめてっ!あぁっ!」

「いい声だ。悲しみに満ちたその声…」

後ろ手に縛られてる腕が体の下敷きになって痛い。

でも、痛いのは腕だけじゃない。

腕や体だけじゃない。

心まで引き裂かれそうだった。





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