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Dolls…
第3章 人形遊び


…そうだ。

思い出したくなかった。

忘れてしまいたい昨夜の記憶。



体を起こそうと体に力を入れると…

腰や腕に鈍い痛みが走る。



体中が痛い。

この痛みは、昨日の出来事や夢じゃなかったという証。

私はあの男にムリヤリ奪われたという証だ。

思い出しただけで心が氷点下まで下がってしまいそうだった。



そこまで思い出した瞬間、天井のシャンデリアを見つめてふっと思った。



…ちょっと待って。

ここはまだ、あの人形屋敷の中だ。

じゃぁ、私は昨晩、あのままここで眠ってしまったのか?

あんな酷いことをされて、あのままここで…?

だったら…、あの男がこの屋敷のどこかにいる?



背筋にゾクッと寒気が走った。



冗談じゃないっ!

あんな男がいる屋敷に身を置いてるなんて…っ!

早く、こんな場所から出て行かないと…っ!


「痛…っ」

痛む体に鞭を打つように必死にベッドから起き上がった。

ふっと見ると…、昨日縛られていた腕も自由になっていた。

「あ…、服も…」

昨日乱された衣服もちゃんと整えられていた。




あの男が直してくれたのだろうか…?

いや、そんなことはどうでもいい。

早くここから…。


覚束無い足取りでベッドから降り、フラフラになりながら部屋のドアまで歩み寄った。

このドアの向こうがどうなっているのか、あの男がいるかも知れないとか、そんな考えは毛頭なくて

ただ、逃げたい一心で歩みを進ませた。

下半身に残る激痛。

スタンガンで襲われた傷とムリヤリ破かれた痛みだ。



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