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Dolls…
第3章 人形遊び
「はぁ、はぁ…」

痛い…。

無理もない。

あんなモノでムリヤリ裂かれたのだから。



壁を伝うようにしてドアまで辿り着いた。

足を動かすだけでも一苦労だ。

こんな足で山を降りれるのだろうか…。



ドアのノブを回そうとドアに寄りかかった時だ。





「いや~、この度は本当にありがとうございました」






「━━━━━━っ!」

ドア越しに微かに聞こえた人の声。

あの男かも知れない、と身構えてドアノブを回すのを躊躇ってしまった。

今見つかったら今度は何をされるか、と。

しかし、その声をよく聞いてみると…。





「今回の作品は今までにないくらいに最高ですっ!こんなに惹き付けられる人形は初めてですっ!」




あの男の声じゃない。

ドアに耳を当てながらその声を必死に拾って行く。

しかし、昨日のあの男の声ではない。





「きっと今回はこれまでにない高値が付きますよ!」

「値段などどうでもいい。自分で納得の行く作品を作れただけで満足だ」





あの男の声も聞こえる…。

ドアの向こうから聞こえる2人の男性の声。

ドアに耳をあてて集中しないと聞き取れないぐらいの小さな声。

このドアから声のする方まではかなり距離があるんだ。



この屋敷に誰かが来てる?

私以外の誰かが…。




ドクンッ、ドクンッ…





今、大声を出せば気づいてもらえるかも。

誰が来てるのかはわからないけど、助けを乞えば助けてもらえるかも…っ!


でも、もしあの男の仲間だったら?

助けを呼んでしまった腹いせに今度は殺されるかも知れない。

迂闊に助けを求められない。


どうして…?

ここまで来てるのに…っ!






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