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Dolls…
第3章 人形遊び
「ゲホッ、は…、ど、して…?人形は作れたんだから、も…、私は…っ、ゲホッ」

「あぁ。確かに作れたさ。今までの作品とは比べ物にならないくらいの素晴らしい作品が」

布団に顔を埋めながら男を睨んだ。

これ以上私に何を望むというの…?

「ここでされた事は誰にも…、言いません。警察にも言わない…、だから…っ」

私が警察に駆け込むのを恐れて監禁しようとしてるのか?

とにかくこの屋敷から出たくて必死に許しを乞う。

こんな屋敷にはもう1分1秒だっていたくない。



「誰がそんな心配してると思ってる?」

「え?」



これ以上、私がここにとどまる理由はない。

あるとすれば密告を恐れて口封じをするだけのため。

しかし、どんな犯罪者でも被害者の許しを信じるやつはいない。

やっぱり、私はここで殺されてしまうのか…、と覚悟を決めた時だ。



「人間の欲に底なんてない」

「え?」





「俺はただ、もっと作りたいんだよ。お前みたいな人形を。絶望のドン底に落とされたような瞳の死した人形」




「……………………っ!?」

「だから、お前を帰すわけには行かないんだ」

完全に狂ってる。

まさか、これからも私をモデルにする気…?

また昨日みたいに酷いことをして、私をモデルに人形を?

私を帰さないのは、そんな理由っ!?

「狂ってる…、あんた、おかしい…」

「好きに言え。こんな山奥にアトリエを構えてるんだ。変人扱いは慣れてるんでね」


ダメだ。

この男には何を言っても無駄だ。

それに、私は知ってしまった。

泣き声も叫び声も、全部この男を喜ばせるだけだと。










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