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Dolls…
第25章 最後の真実
ベッドに残された私は見えない恐怖で頭がおかしくなりそうだった。
今は、数分の間だけでも安藤さんから解放された。
この間に体の力が戻るようにと必死で願い手足を動かそうと試みてはみるが…、薬の効力は強力で手足の力どころか動かすことも難しい状態だ。
今は数分の間だけ助かってはいるが安藤さんが戻ってきたらこのまま…。
嫌だ…。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっ!!
私は椎葉さんがいい。
椎葉さん以外の男性とこんなことしたくない。
椎葉さん…っ。
心の中でもう2度と会えない椎葉さんの名前を呼び続けた。
こんなところに、助けに来てくれるはずもないのに…。
部屋の外からは安藤さんの声が聞こえていた。
どうやら先程の訪問者とモニター越しに話をしてるみたいで、安藤さんの話し声が私の元に届いて来ていた。
「はぁ…、どちら様ですかぁっ?」
行為を途中停止したのがよっぽど応えたのか安藤さんの声はいつもより低く攻撃的。
声色からしてイラついてるのがわかる。
『すいません、宅配便です』
「はぁ?宅配便?」
モニターをよく見ると、通販等で買い物をする際によくお世話になっている大手宅配会社の制服を着た男が立っていた。
男はマンションのエントランスで話ながら部屋の鍵が開くのを今か今かと待ってるようだった。
『はい。安藤 尚人様のお名前でお荷物が届いております』
安藤さんは私の服や靴などを通販で買ってくれていた。
まぁ、安藤さん自らがお店に買いに行くのも恥ずかしいだろうし。
恐らくこの宅配便も私の服等なのだろう。
今は、数分の間だけでも安藤さんから解放された。
この間に体の力が戻るようにと必死で願い手足を動かそうと試みてはみるが…、薬の効力は強力で手足の力どころか動かすことも難しい状態だ。
今は数分の間だけ助かってはいるが安藤さんが戻ってきたらこのまま…。
嫌だ…。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だっ!!
私は椎葉さんがいい。
椎葉さん以外の男性とこんなことしたくない。
椎葉さん…っ。
心の中でもう2度と会えない椎葉さんの名前を呼び続けた。
こんなところに、助けに来てくれるはずもないのに…。
部屋の外からは安藤さんの声が聞こえていた。
どうやら先程の訪問者とモニター越しに話をしてるみたいで、安藤さんの話し声が私の元に届いて来ていた。
「はぁ…、どちら様ですかぁっ?」
行為を途中停止したのがよっぽど応えたのか安藤さんの声はいつもより低く攻撃的。
声色からしてイラついてるのがわかる。
『すいません、宅配便です』
「はぁ?宅配便?」
モニターをよく見ると、通販等で買い物をする際によくお世話になっている大手宅配会社の制服を着た男が立っていた。
男はマンションのエントランスで話ながら部屋の鍵が開くのを今か今かと待ってるようだった。
『はい。安藤 尚人様のお名前でお荷物が届いております』
安藤さんは私の服や靴などを通販で買ってくれていた。
まぁ、安藤さん自らがお店に買いに行くのも恥ずかしいだろうし。
恐らくこの宅配便も私の服等なのだろう。