この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dolls…
第25章 最後の真実
今の椎葉さんは最強に怒ってる。
さっきは"ぶっ殺す"なんて物騒な物言いをしてたし、油断すれば安藤さんに殴りかかり兼ねない。
「見てわかんねぇ?お前だって嫌がる椿ちゃんに嫌って程シて来たんだろ?」
「…………っ!」
「てめぇ…っ」
まるで椎葉さんに喧嘩を吹っ掛けるような物言いだ。
わざと椎葉さんを怒らせようとしてるみたい。
売られた喧嘩は買うって事…?
「…お前の質問に答えたんだから、お前も俺の質問に答えろ。どうしてここにお前がいる?」
それは、私も知りたかった疑問だ。
さっきは椎葉さんに会えた嬉しさで聞きそびれてしまったが、どうして椎葉さんがここにいるの?
私はここにいないって、いつかの安藤さんの嘘を信じたんじゃないの?
私は今でも覚えてる。
あの日、安藤さんの嘘を信じてこのマンションから立ち去って行く椎葉さんの後ろ姿を…。
なのに、どうして私がここにいると…?
「……あれから椿の様子を知りたくて、椿のアパートや椿の実家に調査を入れたんだ。だけど、椿はアパートどころか実家に帰った様子もなかった!」
「心配になってあちこち探したが何の手がかりもなかった。そしたら最近、お前がやけに通販を利用してるって事がわかったんだよ。それも大量の荷物が届けられるようになったって近隣の人が言ってたよ」
「椿の消息は掴めない。お前は通販を利用してる。可笑しな偶然だよなぁ?そう思ってお前の周りを調べたら…、お前の部屋に若い女が出入りしてるって情報を掴んだんだっ!!…まさかとは思ったけど本当に椿だったとはなぁ…っ!!」
私がこの部屋にいるって、このマンションの誰かが見てたんだ。
こうやって本格的に監禁されるまでは玄関先で安藤さんと話したりはしてた。
さすがに外出出来る気力はなかったけど。
さっきは"ぶっ殺す"なんて物騒な物言いをしてたし、油断すれば安藤さんに殴りかかり兼ねない。
「見てわかんねぇ?お前だって嫌がる椿ちゃんに嫌って程シて来たんだろ?」
「…………っ!」
「てめぇ…っ」
まるで椎葉さんに喧嘩を吹っ掛けるような物言いだ。
わざと椎葉さんを怒らせようとしてるみたい。
売られた喧嘩は買うって事…?
「…お前の質問に答えたんだから、お前も俺の質問に答えろ。どうしてここにお前がいる?」
それは、私も知りたかった疑問だ。
さっきは椎葉さんに会えた嬉しさで聞きそびれてしまったが、どうして椎葉さんがここにいるの?
私はここにいないって、いつかの安藤さんの嘘を信じたんじゃないの?
私は今でも覚えてる。
あの日、安藤さんの嘘を信じてこのマンションから立ち去って行く椎葉さんの後ろ姿を…。
なのに、どうして私がここにいると…?
「……あれから椿の様子を知りたくて、椿のアパートや椿の実家に調査を入れたんだ。だけど、椿はアパートどころか実家に帰った様子もなかった!」
「心配になってあちこち探したが何の手がかりもなかった。そしたら最近、お前がやけに通販を利用してるって事がわかったんだよ。それも大量の荷物が届けられるようになったって近隣の人が言ってたよ」
「椿の消息は掴めない。お前は通販を利用してる。可笑しな偶然だよなぁ?そう思ってお前の周りを調べたら…、お前の部屋に若い女が出入りしてるって情報を掴んだんだっ!!…まさかとは思ったけど本当に椿だったとはなぁ…っ!!」
私がこの部屋にいるって、このマンションの誰かが見てたんだ。
こうやって本格的に監禁されるまでは玄関先で安藤さんと話したりはしてた。
さすがに外出出来る気力はなかったけど。