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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第3章 【壱】
 姉が最初に婚約したのはまだ七歳のときのことだ。相手はやはり大名の公子で、三つ年上の十歳だった。しかし、正式に婚約が整った翌年、相手の少年は十一歳で早世、次に十四歳で結納を交わした信州高遠藩の嫡子もその三年後、挙式をひと月後に控えてという時期に病死した。
 二度も婚約者に先立たれる不幸が重なり、流石に姉の許にもたらされる縁談はなくなった。誰しも己れの息子は可愛い。いつしか姉には男をとり殺す―などという実に益体もない悪しき噂がついて回るようになったのだ。
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