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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第3章 【壱】
 輝姫は心が鉛のように重たかった。結局、あの弟の願い事をいつもこうして聞き入れてしまう自分がつくづく不甲斐ない。弟に〝甘い〟ことが、巡り巡って、弟のために良くはないと判っていながら、必死に頼み込まれると、つい押し切られてしまうのだ。
 仮に親たちが勝手に取り決めたものだとしても、いざ許婚者と別れろと言われれば、若い娘のことだ、すっかり取り乱してしまって泣き出すのではないか。
 そう思えば、余計に心が沈み込むようだ。
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