この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第3章 【壱】
 輝姫の前で手をつかえる橘乃は、微動だにしない。一体、姫さまおん直々に呼び出しを受けるとは何の粗相をしでかしたのかと怯えているのだろう。
 輝姫の橘乃に対する印象は、寡黙な娘という程度のものだった。黙って片隅に身を寄せていても、ハッと人眼を引くような天性の美貌に恵まれていても、己れの美しさをひけらかすことなく、黙々と用事をこなしている。
 橘乃が奉公に上がったのは、ほんの三月(みつき)ばかり前のことになる。
/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ