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【Jazz Bar『Dance』 作品メモ】
第3章 花火の夜(短編集)
涙目で見上げていたら、健二の顔が近づいて、唇が重なった。

喘ぎ声を閉じ込められたまま、腰を動かされて、身体のあちこちが痺れだす。

「んっ……、っふ、…け、んじっ……」

舌を絡めながら、唇の隙間から名前を呼ぶと、ぎゅっと抱きしめられて胸が潰れた。

微かに擦れる度に、胸の先から甘い波が生まれて、腰の快感と合わさっていく。

ぞくぞく、して・・・。

とりこに、なる。

「美月……、平気ッ?」

「んっ、……、ッ、きもち、いいッ…」

額を緩くぶつけながら頷く。

私の答えに、前後に揺れる健二自身がグッと大きくなった。

そこ、・・・あぁ、そこ、当てないで・・・、うぅん、もっと、当てて・・・。





「美月、ここ…、すごい」

「……ぁあ、ッん、……やだ、クるっ…、きちゃ、うッ…」

「いいよ…」

「だめ、……ぁ、ダメッ、……健二ッ、……ひゃっ…」

「美月、すげー、愛して、る…ッ」

「ばかっ…、やっ……ん、ぁ、ッ…、アッ…んぁあッ!」





身体がビクンと跳ねた直後、健二の腰の動きも早くなって、中に温かい感覚がじわりと広がった。



もう、どっちが熱を出してるのか分からないくらい、私達の身体は熱くなってて。



脱力したまま、少し、私達は快楽の余韻に浸ってた。
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