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【Jazz Bar『Dance』 作品メモ】
第3章 花火の夜(短編集)
呼吸を整えてる健二の背中を、掌で優しく撫でると、耳元で深呼吸してから、身体を横へ向けようとされる。
「んっ…」
抜ける感触と、耳をくすぐった健二の息に、甘く鼻を鳴らしてから、私は身体を腕で何となく隠しつつ、健二の方へ身体を向けた。
「「……平気?」」
突然、互いを心配する声がハモって、思わず見つめう。
健二も驚いたらしく、目を丸くして私を見てた。
数秒して、一緒に微笑むと、私は健二の胸元に顔を寄せる。
「俺は平気。ごめん。なんか、昔から体調崩したり疲れたりすると、無性にヤりたくなんだけどさ。今日は、…ちょっと特別っていうか」
「……特別?」
「んー」
足元に丸まってたタオルケットを、とりあえず互いの腰までかけると、健二は私の腰の辺りを優しく撫でながら続きを口にする。
「花火。行けなかったじゃん? なんか、そんなこと考えてたら、まだ、新婚旅行も行ってないし、ちゃんと美月と向き合う時間、取れてないんじゃないかって思ってさ」
「うん…」
「そうやって美月のことばっかり考えてたら、触りたくて仕方なくなっちゃってさ」
顔をあげたら、健二ってば、ちょっとバツの悪い表情をしてる。
久しぶりに、泣き虫ケンちゃんに再会したみたいで、笑みが零れた。
新婚旅行のこととか考えてくれてたっていうのは、流石の幼馴染、ってところ、かな?
「んっ…」
抜ける感触と、耳をくすぐった健二の息に、甘く鼻を鳴らしてから、私は身体を腕で何となく隠しつつ、健二の方へ身体を向けた。
「「……平気?」」
突然、互いを心配する声がハモって、思わず見つめう。
健二も驚いたらしく、目を丸くして私を見てた。
数秒して、一緒に微笑むと、私は健二の胸元に顔を寄せる。
「俺は平気。ごめん。なんか、昔から体調崩したり疲れたりすると、無性にヤりたくなんだけどさ。今日は、…ちょっと特別っていうか」
「……特別?」
「んー」
足元に丸まってたタオルケットを、とりあえず互いの腰までかけると、健二は私の腰の辺りを優しく撫でながら続きを口にする。
「花火。行けなかったじゃん? なんか、そんなこと考えてたら、まだ、新婚旅行も行ってないし、ちゃんと美月と向き合う時間、取れてないんじゃないかって思ってさ」
「うん…」
「そうやって美月のことばっかり考えてたら、触りたくて仕方なくなっちゃってさ」
顔をあげたら、健二ってば、ちょっとバツの悪い表情をしてる。
久しぶりに、泣き虫ケンちゃんに再会したみたいで、笑みが零れた。
新婚旅行のこととか考えてくれてたっていうのは、流石の幼馴染、ってところ、かな?