この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【Jazz Bar『Dance』 作品メモ】
第3章 花火の夜(短編集)
呼吸を整えてる健二の背中を、掌で優しく撫でると、耳元で深呼吸してから、身体を横へ向けようとされる。

「んっ…」

抜ける感触と、耳をくすぐった健二の息に、甘く鼻を鳴らしてから、私は身体を腕で何となく隠しつつ、健二の方へ身体を向けた。

「「……平気?」」

突然、互いを心配する声がハモって、思わず見つめう。

健二も驚いたらしく、目を丸くして私を見てた。

数秒して、一緒に微笑むと、私は健二の胸元に顔を寄せる。

「俺は平気。ごめん。なんか、昔から体調崩したり疲れたりすると、無性にヤりたくなんだけどさ。今日は、…ちょっと特別っていうか」

「……特別?」

「んー」

足元に丸まってたタオルケットを、とりあえず互いの腰までかけると、健二は私の腰の辺りを優しく撫でながら続きを口にする。

「花火。行けなかったじゃん? なんか、そんなこと考えてたら、まだ、新婚旅行も行ってないし、ちゃんと美月と向き合う時間、取れてないんじゃないかって思ってさ」

「うん…」

「そうやって美月のことばっかり考えてたら、触りたくて仕方なくなっちゃってさ」

顔をあげたら、健二ってば、ちょっとバツの悪い表情をしてる。

久しぶりに、泣き虫ケンちゃんに再会したみたいで、笑みが零れた。

新婚旅行のこととか考えてくれてたっていうのは、流石の幼馴染、ってところ、かな?
/36ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ