この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【Jazz Bar『Dance』 作品メモ】
第3章 花火の夜(短編集)

【花火の夜 ~小鳥遊と真菜~】

花火の夜。

旅館の部屋に入った真菜は、真っ先に部屋の窓辺に向かい、まだ暗い海を眺めて口を開いた。

「先生、あそこに花火が上がるの?」

振り向いて微笑むと、荷物を部屋の隅においた小鳥遊が隣に歩み寄って頷く。

「そうそう。海だから花火も大きいし、水面にも光が反射して、すごい綺麗なんだって」

「へぇ…」

夢見るように、うっとりと返事をする真菜の肩に、小鳥遊が片腕を回す。

途端、ビクッと全身で反応した真菜に、小鳥遊が苦笑して顔を向けた。

「真菜ちゃん。俺達、一応付き合って半年は経ってるはずなんだけど」

「はい…」

俯く真菜を見下ろすと、赤くなった耳の先が見えている。

「セックスも、してるよね」

「……は、い」

あけすけな小鳥遊の言葉に、ますます真菜の態度が縮こまる。

「でも、肩抱かれると照れちゃう?」

「て、……照れ、ます」

最後の2文字は、もう掻き消えそうで、可哀想なほど真菜は照れて困り果てていた。
/36ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ