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ふにゃふにゃ
第1章 始まり

チュッ…クチュ…

静かな保健室に、女の子が一方的に立てるリップ音が響く。

慎太郎はされるがまま
唇を貪られ頭の中は真っ白だ。

名残惜しそうに唇を離し、二人を繋ぐ透明の糸もプツリと切れた。それを寂しそうに見た後女の子は慎太郎を見つめる。


「突然、ごめんなさい。我慢出来なくて…私、塚原 世那【ツカハラ セナ】っていいます。お願いです、私とつき合って下さい」


「……え?はぁっ!?な、ちょっ…えぇ??」


少しでも動けば、もう一度キス出来る距離のまま、頬を赤くしうっとりと見つめながら告白した、世那。

蹴飛ばしから始まってキス、告白と立て続けに起こる有り得ない状態に、慎太郎の頭はパンク寸前だ。


「一目惚れなんです。ほら、ドキドキしてるの分かりますか?」


両手で慎太郎の手を取ると
豊満な胸に押し当てた。


「わわっ!?」


驚いた慎太郎は、つい手を動かし、胸をわしづかみにしてしまう。


「あっんぅ…直接、触りますか?」


返事を待たずに、世那はブラウスのボタンを一つ開けるとそこから慎太郎の手を入れていく。

指先に当たるブラ。更に奥に進み、ぽよんとした柔らかい膨らみに到達した。


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