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制服を脱ぐ狼くんは。
第2章 *動く鉄の救世主*


『愛、電車でまたあんな目に遭わないように

スカートは気を付けたほうがいいよ。じゃあ』


そうだなぁと思っていると

夏樹にあげようとしていたケーキの存在を思い出した。


『あっ!この前のお詫びにケーキ買ったんだけど食べる?』

『この前の・・・?あぁ、俺のシーツをびしょびしょにしたあれね

ケーキ好きだよ。食べたい』


言われたくない恥ずかしいことを言われて顔が赤くなった。

でも甘いものが好きというのがわかってよかった。


『じゃああとで愛の部屋いっていい?』

『え、いいけど・・・』

『その大きさだと自分の分も買ってるんでしょ?

せっかくだから一緒に食べようよ。』


図星で何も言えなかった。


『俺軽くなんか夕飯食べるからそのあとでもいい?』


iPhoneで時間を確認するともう18時すぎだった。


『夏樹夕飯なにたべる予定なの?』

『ん?コンビニのつまみ的なやつかな』


心の中でおっさんかよと思いつつ

そんなんじゃ体が持たないんじゃと心配になってしまった。


『オムライスとかなら作れるけど・・・

よかったら食べにくる?』


『え。作れるの?

てっきり愛もいつもコンビニ弁当で済ませてるかと思ってたよ』

『失礼な!作れるよ、その代わり食べようしてたおつまみもってきて』


明日はバイトも休みだしちょっと今夜はお酒を呑みたくなった。

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