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制服を脱ぐ狼くんは。
第2章 *動く鉄の救世主*


『へぇ、きれいじゃん。ちょっと意外』

『どんだけ汚い部屋だと思ってたの』


部屋に入ってドカッベッドの上に座る夏樹。

部屋着は黒いTシャツに夏らしい短パンだった。


『ねぇ、もう呑んでるの?はい、これおつまみね』

『うん、明日休みだしいいかなって!

あ、ご飯炊けたからオムライスつくるね』


そういってキッチンにいこうとしたらグイッと腕を掴まれて

ベッドに引き寄せられる格好になった。


『ひゃっ・・ちょっと』

『愛、電車の中でちょっと声出てたね。興奮したの?』


耳元でささやかれた。

また下半身がジンジンと疼くような感じがした。

そしてそのまま深い口づけをされた。


『ふぁ・・・っ。んん!ちょっと・・ぁ、待って』


夏樹の舌は逃げる愛の舌を逃すまいと強く吸ったり押したりして

愛の感覚を麻痺させる。


夏樹は愛の吐息を聞きながら満足して片手で耳を触っていた。


ちょっとだけお酒も呑んでいる愛はトローンとした目をして

夏樹を見つめる。

もう愛は電車で夏樹に触られた時からずっと期待していた。






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