この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
制服を脱ぐ狼くんは。
第1章 *ノックの意味は*


7月に入り外も生暖かい空気で

ベランダでタバコが吸いやすい季節になった。


ガラッ

『あー疲れがとれるー』

タバコに火をつけながらそんなことを呟いていた。

愛の部屋のベランダは隣の部屋と薄い壁で仕切られているので

いつもベランダでタバコを吸うようにしている。


コンコンッ


急にその仕切りからノックが聞こえてきた。

まさかと思った愛だけど、

タバコが迷惑だなどの苦情かもしれないと思い

思い切って小さな声で答えた。


『・・・はい・・・?』


『こっち』


そんな声が聞こえるほうを見ると

ベランダの仕切りの外側から顔をのぞかせていた。


『わっ・・・夕方の、えっと』

『夏樹。園田夏樹』

『夏樹・・・くん。何か用?タバコの煙がくさかった?』


初めてしっかりと見る男の子、園田夏樹

お風呂に入ったばかりなのか少し濡れてる髪が色っぽくて

夕方はかけていなかった黒縁のめがねからのぞかせる冷たい目に

少し見とれてしまった。


『本、この季節は涼しいからベランダでよく本読んでる』

『そうなんだ。』

ただのお隣さんとこんな話を続けるのも・・・と思い

タバコの火を消して部屋に戻ろうとしていた。


『BGMのようにさ、お姉さんの喘ぎ声聞こえてきて

たまに集中力なくなることあるんだよね』





/42ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ