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制服を脱ぐ狼くんは。
第1章 *ノックの意味は*

『え。何ってるの、部屋戻るから』
まさか本当に聞こえていたとは…
いや、聞こえているとは思っていたけど普通本人に言う!?
しかも年下の男の子にそんなこと言われるとは思わないし
『ねぇお姉さん待ってよ。
俺知ってるよ?お姉さんが男連れ込んでる気配もないのに
喘ぎ声聞こえるってことは1人でしてるんでしょ?
答えてよ』
突然の問いに何も言えない愛
それどころか軽い言葉責めに聞こえてしまいまた疼いている。
『さっきもベッドでしてなかった?
俺の部屋のベッド壁際においてるから丸聞こえ、
それに誰のこと想像してしてたの?』
何も答えない私を園田夏樹は薄ら笑いを笑えてみている。
このちょっと軽蔑しているような嘲笑うような妖艶な目・・・
先輩に似ていた。
『お姉さん満足できてないからあんな声出ちゃうんじゃないの?』
年下の男の子にこんなことを言われるなんて予想もしてなくて
私はただ恥ずかしい羞恥の気持ちともっと言われたいという
それだけで保っていた。

