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水蜜桃の願い
第2章 先生と生徒
先生を縋るように見つめれば
「……ん……!」
また落とされた、唇。
今度は舌も。
っ、ふ……と、それを受け入れ、さらに自分のも絡ませて、深く交わす口づけをしばらく楽しみ、それから唇を離して息を吐く。
途端に意識は下半身へと集中するも、なぜかいまだ感じる疼き。身体の奥深いところは先生を欲しがって切なさを訴えたままだった。だって先生はまだ先しか挿れてくれてなくて。
欲しいのに。先生をちゃんと全部私のなかに埋めてほしいのに──もどかしさに腰を揺らして、それを奥深くに誘うようにする。
それでもやっぱり先生は先だけを挿れ、出して。また挿れて──そんなふうに私の身体をからかってばかり。
それも、もちろんすごく気持ちいいけれど。
……でも、今はもっと。
先生を、もっと深くまで感じたい────。
たまらなくなった私は両足を先生の腰に絡めた。
「……ねえっ……ちょうだい……」
我慢できず言葉でもねだる。
そして、ぐい、と先生の身体ごと足を引き寄せた。
「あ……」
──きた。
ぞくり、と身体に震えが走る。
ぐぐ、とどんどん広げられていく、なか。
ああ──と勝手に出てしまう声。