この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
水蜜桃の願い
第3章  記憶の中の彼女


その後、俺は何人かの女の子に告白されたけど、すべて断った。
別れた子のように、どうしても、と言ってくる子もいたけど、彼女と別れたことで一人の時間の快適さをあらためて感じていた俺は、もうそれを受け入れることはなかった。


中学のときみたいな、男女関係なく仲間で騒いでいるような雰囲気は好きだった。
けれど、高校に入るとなんだか急に周りが色めき立っているような変な感覚を覚え、それは間違いではなかったことを裏付けるかのように次々と付き合い始めるクラスメートたち。
彼氏や彼女がいるのは当然、というような雰囲気にある意味流されたかのように、よく考えないままに受け入れてしまった関係で俺が感じたのは不自由のみだった。


はあ……と、深く吐いた溜め息。
今もまた、告白を断ったばかりだった。

友人の言った『あの子だから駄目だったんだ』
そうかもしれない……とも思いながらも、やっぱりいつまでたっても新しく彼女を作る気になんてなれなかった。



/406ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ