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水蜜桃の願い
第3章 記憶の中の彼女
「んっ、……っあっ」
その動きに合わせて素直に声を上げる彼女を見ながら、思っていた。
この子をもっと気持ちよくさせたいと。
偶然が作った、家にふたりきりという状況。
それだけで、いつもの彼女ではいられなくなるほどに、俺を欲しがった生徒。
想いを激しくぶつけながら、俺を求めてきたその姿。
一度きりで構わない。誰にも言わない──そんな、俺にとっては好都合なだけの約束を素直に受け入れようとしている彼女。
……せめて終わったあとに、その一度をねだってよかったと彼女に思ってもらえたら。
「……先生…っ、先生……」
俺を縋るように見つめ、呼ぶ彼女。
奥まではいりこみ、ぐりぐりと腰を押し付けるようにして回す。
押すように、揺するように。
そしてまた、さっきのように。
頭を力なく振り、いや……と呟く彼女の胸にふれた。
しっとりとした質感は手のひらに吸い付くようで。その感触に逆らえず、そのままその柔らかさを堪能し続けながら、彼女のなかをも突き続ける。