この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
水蜜桃の願い
第5章  甘やかな願い


「……透子」


その柔らかな身体。
どんなに強く抱き締めても、もっと、と思う。


「ごめん」


今まで、本当にごめん────。


何度も俺の呼び名を口にする彼女。
その涙が落ち着くまで、そうやって繰り返し、謝りながら伝え続けた。

俺をずっと諦めないでいてくれた彼女に、ようやく口にできた俺の心。
彼女でいっぱいだった、本当の心を。


胸の奥まで深く感じる彼女の匂い。
腕の中のそのぬくもり。
それこそが、幸せなのだと感じた。
俺が求めていたものはこれだったと、あらためて思う。


……そう。
眩暈がするほどの幸福感の中、もう俺は自分を誤魔化したりする必要など、ないのだと────。






/406ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ