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最後の一色
第2章 男が求めるのは

「あの・・田原、さん・・さっそくですが、
 私はお給料のいただける仕事を探しているんです・・ですから・・」

先手を打つように美紗緒が先に話し出す。
いつもは消極的で、自分の言いたい事は大抵後回しにされてしまうことが多い美紗緒だが、
今はなぜか、スムーズに言葉が出てきた。
めったにない事。
それでも自分から声をあげようと思ったのは、のんびりと構えて話をするような
状況ではないからだ。

「あなた、声をかけて振り返った時の印象とずいぶん変わられましたね。
 あの時は身構えるだけ、そんな雰囲気でしたけど・・
 ますます僕の探しているモデルのイメージにピッタリです。
 是非、あなたにお願いしたい」

深々と、田原が頭を下げているところへ店員がコーヒーを運んできた。

テーブルの脇に立ち、少し怪訝そうな目で男と女を交互に見てから、
お待たせしましたと声をかけ、それぞれの前にコーヒーを置いた。
店員はすぐにテーブルから離れた。



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