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最後の一色
第16章 21日目・・湧き上がる欲望

頭ではわかっているのに、腕は命令通りに動かない。
それはまだだ、やっぱりもう少し我慢しろ、という心の中の葛藤のせいだ。

今ここで抱きしめてしまったら・・

女の中に入りたいという欲望を押さえることができなくなるかもしれない。
それだけは我慢しなければ・・


じっとしたまま動かない美紗緒からゆっくりとした息遣いが聞こえてくる。
女の肩から力が抜けていくのがわかる。
このままこの手のひらの動きを受け入れようとしているのは、
相変わらずの息遣いからも感じ取れた。

「・・涼輔さん」

体ごと振り向いた美紗緒の唇は、
この舌を受け入れるにちょうどいいほどに開いていた。

「涼輔さん、私・・」

今度は美紗緒が涼輔の肩に手をかけた。

その距離をじりじりと縮める女の体を、涼輔は抑えた。
細い両肩に再び手を添え、これ以上距離を縮めないように合図を送る。

「どうして?」

とうとう美紗緒は口に出した。
どうしてその胸に抱きとめてくれないのか。
どうして唇を合わせてくれないのか。

あなたの目は、私を欲しがっている。
なのにどうして、と。



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