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最後の一色
第17章 25日目は夜まで・・
必死になって訴える女は、自分の体がどんなにか力を込めているのか感覚が麻痺していた。
男の胸に自分から体を押し付ける。
乳房がつぶれるほど男の体にぴったりと張り付く。
その柔らかな感触が男にとってどれだけ心を惑わせるか、そんな事にはお構いなしで。
受け止める涼輔は、下半身の変化を認めながら、その欲望を排出するのを我慢する。
・・まだだ・・最後の日まで待つんだ・・
最後の日に・・絵を完成させる、最後の日に、そう涼輔は決めている。
彼女を・・美紗緒を抱くことを。
もう放出しないで終わらせるのは無理だとわかっている。
この美しい人妻を愛してしまった。
そして彼女も自分を求めてくれている。
この欲望を中におさめなければ自分も彼女も行き場を失ってしまう。
禁断、と解っていても流れ出そうとしている愛を許そうと思う。
でもそれは最後の日。
筆を持つ前に美紗緒と愛し合いたい。
なぜなら・・