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最後の一色
第18章 29日目
うっすらと汗をかいているうなじに唇を滑らせると、
恥ずかしそうに身をよじる美紗緒をもっと強く抱きしめた。
女の耳たぶに欲情の息を吹きかけながら、男はふくらみへと手を伸ばす。
涼輔は今日まで見ているだけだった乳房を手のひらに包んだ。
「あ・・」
待ちに待っていたこの快感を、美紗緒はかすれた声で歓迎した。
やっと、やっと彼に愛撫してもらえた・・
夫以外の・・愛している人の与えてくれる快感・・
廊下で崩れ落ちそうになる女の体をしっかりと支え、乳房への愛撫を繰り返す。
「明日になったら・・この体の隅々まで愛してあげるよ・・」
ギュッと力を入れて乳房を揉みあげると、
切なげに眉根をよせた美紗緒が、嬉しそうな喘ぎ声を響かせた。