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最後の一色
第21章 最終章:運命の導き






「みさおせんせい!おやつ、まだ?」

「あら、海斗くん、まだ涼輔先生に絵を見せてないでしょう?先に見せていらっしゃい」

「はぁい!」


子どもの足音は、大人よりも小さな体なのに
勢いよくはずんで大きく聞こえる。

小さなアトリエの中で縦横無尽に駆け回る小さな足の
大きな足音が美紗緒を笑顔にさせる。



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