この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
最後の一色
第3章 冷たい夫


風呂から上がり、キッチンで缶ビールを開ける夫に、
美紗緒は柔らかい声をかけた。

「あなた、私、仕事が見つかりました」

物言わぬまま振り返った康文の表情からは、厳しさが抜けていた。

「なんだ、見つかったのか。で、どんな仕事なんだ?」
 どうせ水商売かなにかだろう?」

リビングに移動してソファにドサッと体をあずけた康文は、
ちょっと小馬鹿にしたような目つきで傍らに立つ妻を見上げた。

「画家のアトリエでのお仕事なんです」

「ほう・・画家のアトリエねぇ。で、なにをするんだ?」

さすがに裸のモデルだとは言えない。
なので家事全般や雑用をする、いわゆるお手伝いさんだと嘘をついた。

「でもそんなんじゃたいした金は稼げないだろう?まぁ多少時間をかけてもいい。
 ちゃんと仕事を見つけてきたんだからな。
 1ヶ月で返せ、と無茶を言ったが・・それは許してやろう。
 そのかわり、ちゃんと働いて稼いでこい、いいな?」



/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ