この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
最後の一色
第4章 初日

思いついているすべての要求をいっぺんに並べてみたものの、
まだまとまりがついていない様子の涼輔は、
まずは被写体を目にすることから始めることにした。

あっさりとした口調に頷いた美紗緒は、ゆっくりとガウンの紐を解いた。
するとなめらかな動きを見せながら、シルクのガウンが波を打つ。
襟元に手をかけ脱ぎ去り、その裸身を男の前にさらした。

床に落ちたガウンを見つめたら、急に涙がこみあげてきた。

恥ずかしくて、恥ずかしくて・・

美紗緒の頬を涙が伝う。
体が震えると乳房も震える。
茂みを隠したいけど、乳房の先も隠したいけど
何もできずに立ち尽くして涙だけを流している。

そんな美紗緒に涼輔は優しく声をかける。

「ごめんなさいね・・ごめんなさいね・・今この瞬間が一番辛いですよね・・
 でも2度目からは慣れてくるはずですから、今だけ、我慢してくださいね」

女の涙に多少は動揺したものの、ここで自分の心もグラグラしたら
もっとつらい思いをさせてしまう。
涼輔は裸の美紗緒、ではなく
たんなる裸婦、被写体としてその眼に映した。




/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ