この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
最後の一色
第4章 初日

「よかった・・笑ってくれて・・
 見知らぬ男の前で裸になるって、涙が出るほど恥ずかしいですよね。
 でもね、日を重ねていけば互いの間に信頼関係もできてくる。
 安心もできるようになってくる・・はずです。どうか僕を信じてください」

ソファの上に体を横たえたままの恰好で返事をするのはなんだかおかしなことだと思えて、
喉の奥でかすかな笑いをもらしながら、はいとつぶやくように返事をした。


美紗緒の頬に赤みが差し、表情筋が緩んできたことを確認すると、
では、と涼輔は被写体の正面に座り、スケッチブックにデッサンを描き始めた。

鉛筆が紙の上を滑る音が聞こえると、不思議と美紗緒の心は落ち着きだした。

今、彼の手によって自分の姿が描かれている。
操られる鉛筆は、どんな線で私を描くのだろう・・

次第に頭の中は無に近づいていく・・
さっき涼輔が言った、2度目からは慣れてくるはずだ、というのは
こういうことなのかもしれない。




/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ