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偶数月☆
第1章 2月
その夜の達也はいつもとは何か違っていた。
大阪の彼女が忘れられないのか

それとも仕事で何かあったのか・・・?

いつもは終電で帰るあたしたちだけど
その日は達也の酔いが早くて
終電前につぶれてしまった。

あたしは達也の家も何にも知らなくて・・・

呆然とした。

2ヶ月に1回会うだけ。
お互いのメアドと電話番号を知ってるだけ。

あたし、達也のこと何も知らないんだな。

って、感情にふけってる場合じゃない!
こいつをどうにかしなくては!


あたしは、仕方なく達也をあたしの家に連れて行くことにした。

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