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今宵ワタシの胸の中で
第3章 始発に乗った夜に
この駅から職場に行く時は始発に乗らなければ、間に合わない

幾度、ここから始発に乗っただろう…でも、それも今日で終わり

あの人と別れたから…もうこの駅の始発に乗ることはないんだ

喧嘩して、別れ話して、あの人の家を飛び出した

もうずっと前から冷めた関係だったのに

なんで今日までズルズルと続けていたんだろ?

はぁ。ため息しか出ないよ…

始発までもう少し…

あっ、駅員さんがシャッターの所で掃除を始めた

こんなに早くから始発を待つのは私ぐらいだよね

そんなことを考えてたら可笑しくなって、ちょっと笑ってしまった

そんな私に駅員さんが「おはようございます」と声をかけてくれた

「おはようございます」挨拶を返す

あの駅員さん、前も何度か見たことある…

いつも優しい笑顔で対応してくれる人だ

あの人のように優しい雰囲気の人が彼氏だったら良かったな

駅のシャッターが開いた…

今日は金曜日だから、一日乗りきればなんとかなる

彼氏と別れた女はさっさと帰って寝ましょう…

そんなことを考えながら、駅の構内へ入っていく

まだ薄暗い始発の駅…まさかここでの出逢いが私の新たな恋の始まりになるなんて思わなかった
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